食べ物のおはなし

食べ物についての情報をあれやこれやと述べています。一応全ての文章に論拠はあります。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

食べものの味覚的意味

動物にとって味覚は安全性を判断するための目印だと考えられている ◎味覚を形成する基本五味 甘味・・・糖(炭水化物)のシグナル、エネルギーになることを示す うま味・・・たんぱく質のシグナル、身体のもとになることを示す 塩味・・・生体に必須のミネラ…

食事バランスガイド

www.maff.go.jp 食事の望ましい組み合わせとおおよその量を把握し、健康な食生活を具体的に行動に結びつけるものとして考案された方法。難しい栄養素計算をすることなく、感覚的にバランスを把握することを目的としている。 ・バランスのとれた食事の基本型…

食事調査の方法

・24時間思い出し法前日24時間に摂取した食品をすべて思い出して記録する方法。聞き取り内容をもとにするため量的な誤差が生じる場合がある。対象者の負担も少なく簡便に行えるため集団に対する調査方法として有効である。個人に対して繰り返し行うことで平…

適切な栄養素の摂取量とは

自分がどれくらいの栄養素を摂取すればよいのか 判断する基準として、日本人であれば 日本人の食事摂取基準2020年版があります。 年齢と性別により各栄養素の適切と考えられる基準値が記載されています。 各基準値の意味合いは ・推定エネルギー必要量・・・…

栄養たっぷり?

栄養とは、 外界から適当な物質を取り入れ、生活現象を営むために活用すること 食品のなかに含まれるのは栄養を行うための素である、栄養素が含まれているということ。 栄養素がたっぷりです。 では、どのような栄養を行うための素なのかということでは エネ…

人工甘味料はどれくらいまでOK?

一日許容摂取量(ADI値) アスパルテーム ADI 40mg未満/体重kg → 50kgだと2000mgスクラロース ADI 15 mg/kg体重/日アセスルファムK ADI 1,500㎎(1.5g)/kg体重/日 ペプシネックスゼロ 86.8mg/100mLVC-3000のど飴(90g) 25.2mg/袋ミンティア「メガクリア…

香りと食欲についての関係

心理的作用 = 過去の記憶を呼び起こすもの生理的作用 = 経験は関係ない生得的なもの 頭相反応Cephalic phase 食べ物を連想する香り→心理的作用柑橘系の香り成分→生理的作用スパイスの香り成分→生理的作用

サイレントキラーの恐ろしさ

調子が悪い→病院に行く→病気が判明する調子が悪くない→いきなり発作が起きる 自覚症状がない中で進行するものが恐ろしい定期検診を受けるのは本当に重要である特定のがん検診なども有効である 肝臓の疾患 大腸ガン 乳がん

お酒を飲んだ時の話

・お酒を飲み過ぎたらむくむのはなぜか?→血中のアルコールにより血管が拡張し間質液に水が移行→肝臓による処理が早い人は比較的むくみにくい ・よく聞く痛風とはどのような疾患ですか?→炎症がおき風が吹いても痛いというくらい激痛になる→関節内の尿酸塩を…

夏バテで痩せるのは良いことか?

痩せる=体重の減少ここからもう少し考えると体重=脂肪? 水分? 筋肉? 臓器? 骨?↓何の重量が減っているのか注目するべき断食の場合は? 体重にも季節変動がある夏と冬では体脂肪率に違いが出る年間を通した変化についても考える 肥満はよくないが痩せす…

牛乳の摂取

学校給食の牛乳にはカルシウム摂取量の確保 →給食予算との関係で導入された経緯 牛乳を飲むと身長が伸びるのか? →食事も大切だが、寝る子は育つ 大人になってからのカルシウム補給について →貯蔵量は増えないが、減ることは防げる

アトピーの発症について

・アトピーはアレルギー反応の一種である→抗原にさらされることで発症される場合もある ・妊娠期の食事内容が影響する?→妊娠中の飲酒がアトピーの発症リスクを上昇させる→胎児期の母親の食べ物が抗原となる可能性がある ・皮膚からのアレルゲンの暴露が問題…

アレルギーについて

アレルギーは大人になってから発症することも アレルギーは皮膚の感作から起きる説→皮膚バリアを保つ上で保湿が重要になる→アレルゲンへの暴露が多いほど症状がひどい 乳幼児発症のケースでは90%が自然寛解するというデータもあるのでアレルゲンを避けて様…

母乳の栄養素

・どんな味?→ほのかに甘い あまり美味しいとは感じないかも ・牛乳と比べてどんなものか?→牛の子供のためのものなので脂肪量が多い→子供のサイズに合わせた栄養組成であると考えられる ・乳とは食べるためだけに作られるもの→われわれは哺乳類といいます。…

ミネラルのはなしあれこれ

・亜鉛を食べると髪の毛が早く伸びる?→髪の毛を構成するタンパク質であるケラチン合成に関与→不足するとタンパク質合成が遅れ髪が伸びないかも→多く摂取したから髪が早く伸びるというものではない→むしろ急に多量に摂取すると亜鉛中毒もあるので注意 ・低血…

結石とはどういうものか

体内の器官または管の中で形成される物質の凝固物(大抵は無機塩)・柿を食べると胃に石ができる・柿のタンニンと胃液が合わさってできる →尿路結石とはまた別の機序でできるもの ・尿路結石の場合 →カルシウムとシュウ酸が固まりになる →腸管の中でもこの反…

日傘とビタミンDについて

日光浴は有益か有害か??洗濯物を干したり、ゴミ出ししたり、通学通勤したりする程度の外出でビタミンDを補う日光は十分に浴びれると言われる。 ビタミンD合成と紫外線に関するデータhttp://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/ 人体への過度の紫…

ビタミンの供給源

野菜や果物のイメージが強いかもしれませんがわりと肉、魚、豆類からの供給が多いです。 菜食主義の方はビタミン栄養に気をつけたほうがよいのはそのためです。 主菜となるものはやはりきちんと摂取するのが望ましいのかなと思います。 ちなみに、ビタミンC…

ビタミンの過剰摂取について

耐容上限量は習慣的な摂取量です。→サプリメントを毎日多用しない限り問題ないです。→常識の範囲内での服用であれば必要以上に恐れる必要はありません 強いていうのであれば 脂溶性ビタミンのサプリメントには多少注意 水溶性ビタミンは余程でない限りは大丈…