適切な栄養素の摂取量とは
自分がどれくらいの栄養素を摂取すればよいのか
判断する基準として、日本人であれば
日本人の食事摂取基準2020年版があります。
年齢と性別により各栄養素の適切と考えられる基準値が記載されています。
各基準値の意味合いは
・推定エネルギー必要量・・・熱量(カロリー)
→エネルギー過不足によるリスクが最も小さくなる摂取量。
・推定平均必要量・・・たんぱく質、ビタミン、ミネラル
→特定の集団から測定された必要量から推定された性・年齢階級別の日本人の必要量の平均値。それぞれ50%の人は必要量を満たすと推定される量。
・推奨量・・・たんぱく質、ビタミン、ミネラル
→性・年齢階級ごとにほとんどの人が必要量を満たすとされる一日の摂取量。
・目安量・・・不飽和脂肪酸、脂溶性ビタミン
→推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠がない場合、性・年齢階級ごとの、良好な栄養状態を維持するのに十分な量。
・目標量・・・たんぱく質、脂質、糖質(エネルギーバランス)、ナトリウム(塩)
→生活習慣病の一次予防のために現在の日本人が当面目標とすべき摂取量。
・耐容上限量・・・脂溶性ビタミン、微量ミネラル
→性・年齢階級ごとにほとんどすべての人が、過剰摂取による健康障害を起こすことがない栄養摂取量の最大限度量。
となります。ややこしい気もしますが、
個人で値を考えたいときは、
推奨量と目安量を基準に値を見ていきましょう