食べ物のおはなし

食べ物についての情報をあれやこれやと述べています。一応全ての文章に論拠はあります。

食べものの味覚的意味

動物にとって味覚は安全性を判断するための目印だと考えられている

◎味覚を形成する基本五味
 甘味・・・糖(炭水化物)のシグナル、エネルギーになることを示す
 うま味・・・たんぱく質のシグナル、身体のもとになることを示す
 塩味・・・生体に必須のミネラルの情報、適度な摂取を求める
 酸味・・・腐敗物のシグナル、生もので腐ったものは酸っぱくなる
 苦味・・・毒物のシグナル、水に溶けないものは苦い

 

食事バランスガイド

www.maff.go.jp

 

食事の望ましい組み合わせとおおよその量を把握し、健康な食生活を具体的に行動に結びつけるものとして考案された方法。難しい栄養素計算をすることなく、感覚的にバランスを把握することを目的としている。

 

・バランスのとれた食事の基本型
1 主食・主菜・副菜の3つの組み合わせで構成する
料理レベルでは、主食は炭水化物、主菜はたんぱく質・脂質、副菜はビタミン・ミネラルの供給源として考える。

 

2 組み合わせるときの注意点
 ・それぞれ一品ずつ
 ・同じ調理方法を重ねない
 ・主食材を重ねない

 

食事調査の方法

・24時間思い出し法
前日24時間に摂取した食品をすべて思い出して記録する方法。聞き取り内容をもとにするため量的な誤差が生じる場合がある。対象者の負担も少なく簡便に行えるため集団に対する調査方法として有効である。個人に対して繰り返し行うことで平均的な摂取量や食習慣の把握が可能になる。

 

・食事記録法
一定期間に摂取した食品の種類やその重量あるいは目安量などをそのつど記録用紙に記載する方法で、記憶による曖昧さが小さくなる。量的な計測には実際に計量する秤量記録法と目安量から判断する目安量記録法がある。目安量記録法では精度を良くするために近年では撮影してもらった写真から推定することもある。思い出し法よりも対象者の作業がある分負担も大きくなる。

 

・隠膳法
対象者が摂取した料理と同じものを同じ量だけ余分に作り定量分析する方法である。摂取量を正確に把握できるが費用や手間が大きく現実的でない。

 

・食事摂取頻度調査法
過去の日常的な食習慣により摂取している食事内容を把握する方法である。アンケート調査のため特異的な食事内容については把握しにくいが、調査内容を分かりやすくする工夫が必要である。24時間思い出しなどと組み合わせることでより詳細な食習慣の把握が可能になる。

適切な栄養素の摂取量とは

自分がどれくらいの栄養素を摂取すればよいのか

判断する基準として、日本人であれば

日本人の食事摂取基準2020年版があります。

 

年齢と性別により各栄養素の適切と考えられる基準値が記載されています。

各基準値の意味合いは

 

・推定エネルギー必要量・・・熱量(カロリー)
→エネルギー過不足によるリスクが最も小さくなる摂取量。

 

・推定平均必要量・・・たんぱく質、ビタミン、ミネラル
→特定の集団から測定された必要量から推定された性・年齢階級別の日本人の必要量の平均値。それぞれ50%の人は必要量を満たすと推定される量。

 

・推奨量・・・たんぱく質、ビタミン、ミネラル
→性・年齢階級ごとにほとんどの人が必要量を満たすとされる一日の摂取量。

 

・目安量・・・不飽和脂肪酸脂溶性ビタミン
→推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠がない場合、性・年齢階級ごとの、良好な栄養状態を維持するのに十分な量。

 

・目標量・・・たんぱく質、脂質、糖質(エネルギーバランス)、ナトリウム(塩)
生活習慣病の一次予防のために現在の日本人が当面目標とすべき摂取量。

 

・耐容上限量・・・脂溶性ビタミン、微量ミネラル
→性・年齢階級ごとにほとんどすべての人が、過剰摂取による健康障害を起こすことがない栄養摂取量の最大限度量。

 

となります。ややこしい気もしますが、

個人で値を考えたいときは、

推奨量と目安量を基準に値を見ていきましょう

 

栄養たっぷり?

栄養とは、

外界から適当な物質を取り入れ、生活現象を営むために活用すること

 

食品のなかに含まれるのは栄養を行うための素である、栄養素が含まれているということ。

栄養素がたっぷりです。

では、どのような栄養を行うための素なのかということでは

エネルギーを作り出すための栄養素

身体の組織を作る材料となる栄養素

上記の栄養を行う酵素の働きを助ける栄養素

 

などがあるということですね。

栄養たっぷりというのは、不完全なことばで、

どのような栄養を行うための栄養素がたっぷりなのか

ということを考えたいですね。

 

人工甘味料はどれくらいまでOK?

一日許容摂取量(ADI値)

アスパルテーム
 ADI   40mg未満/体重kg → 50kgだと2000mg
スクラロース
 ADI 15 mg/kg体重/日
アセスルファムK
 ADI 1,500㎎(1.5g)/kg体重/日 

 

ペプシネックスゼロ  86.8mg/100mL
VC-3000のど飴(90g) 25.2mg/袋
ミンティア「メガクリア」 280.3mg/箱

 

香りと食欲についての関係

心理的作用 = 過去の記憶を呼び起こすもの
生理的作用 = 経験は関係ない生得的なもの

頭相反応
Cephalic phase

食べ物を連想する香り→心理的作用
柑橘系の香り成分→生理的作用
スパイスの香り成分→生理的作用