劣化した油の影響について
・過酸化脂質が多い
→肝臓に負担がかかる
→動脈硬化との関連が考えられている
・食あたり(食中毒)を引きおこす
→下痢する
・酸化(劣化)した油の方が美味しいという話もある
→B級グルメなどの強い味を引き起こす
酸化した油は基本的に身体にあまり好ましくないとされます。
疾病の発症との関連も示されていることからあまり摂取量が多くない方がよいとされます。
しかしながら、酸化した油には強い嗜好性が生まれるという情報もあります。
美味しさを求めて酸化した油を摂取するということもありますね。
ちなみに、不飽和脂肪酸が抗酸化力が高いといわれますが、
不飽和脂肪酸自体は酸化して過酸化物を発生しますので
不飽和脂肪酸を多く含むものの摂取はきちんと保存管理されたものにしましょう。
精製された段階では不飽和脂肪酸でも放置しておくと酸化油に変化してしまいます。
そういういみでは飽和脂肪酸の方が安定なので、加工用には優れていると言えますね。
加工食品に飽和脂肪酸が使われることが多いのはこのような安定性によるものです。
加工用の油では安全性のことがあるので、
どうしても飽和脂肪酸が多くなるということですね。